当庭園について

attention!!
擬人化は実際の事象、物体とは無関係です。文、絵の無断転載 お断り。
ファンアートに関する著作権は原作者・出版社に帰属します。
一部男性同士の恋愛表現が含まれます。苦手な方は閲覧をお控えください。

2009年6月22日

6~10ページ



<6P>
昨日は椿さん、師匠の着せ替えをして遊んでいたらしい。
そして最後にはなぜか、俺のいた学校の制服を着ていた…。
椿さんが縫ったらしい。どこで調べたのやら。
それから今日は師匠の隠した『宝物』(…)巡りで、師匠を抱えて学校中を回った。
…まぁねずみくらいなら、朱雀の臓器よりはましか。
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「よっこいせっと。」

「にゅう?に~にゃ、にゃあ?」
「いや、平気っすよ。師匠軽いし。」
「うにゃ。
にゃあに~、にぃにゃ!」

「はいはい。次はこっちっすね。」
「にゃあ!」


<7P>
もちろん直してもらって感謝はしてる。
幅広い知識を持った孝太郎さんを尊敬すらしている。
でもいいじゃないか!
もう死んでるんだし、勉強なんかしなくたって…。
うううぅ…。
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「よう、坊や。」
「お久しぶりっす、孝太郎さん。
また本増やしてるんっすか。」

「お前等が整理してくれんだろ?
そういや放送設備、直しといたぜ。」

「あ!孝太郎さんがしてくれたんすか?
有難うございます。」

「ついでに生きてる奴らには聞こえねぇようにしといたから。」
「……どうやって?」
「どうにかして。
あと、お前明日勉強会な。感謝してんならサボんなよ。」

「え~…。」
「るせぇ。死んだからって勉強しないですむと思うなよ。」
「は~い…。」


<8P>
今日の椿さんは着物だった。なんか帯を前で結んだ変な着物。
着物を着ている時の椿さんは不思議な言葉づかいで、時々何を言っているのか分からない。
が、
今日のは分かった!
…って言うか分からない方がよかった!!
俺を着せ替えさせて何が楽しいんですか!?
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「むーーーーー…。」
「おや、少年。勉強とは珍しいぇ。」
「……。
孝太郎さんが…。」

「少年。そう邪険にしてはいけありんせん。
お前のためを思って言ってるんでありんすから。」

「分かってるんすけどね…。
ところで椿さんは何か用っすか?」

「わっちは暇でありんすから…。」
「?」
「今度は少年を着せ替えて遊ぼうかと。」
「!?」


<9P>
孝太郎さんに直して貰ったので、さっそく使ってみた。
校内放送で呼び出し…これで探し回らないですむ!
と思ったが失敗だった!
2号さんは直接探した方がよかった!
いや、直接会ってもやっぱり時間がかかったかな…。
ってゆうかみんなして俺に人探しを頼むな!!
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ピーンポーンパーンポーン…
『えーっと、すみません、呼び出しの連絡っす。
2号さん、2号さん。この放送を聞きましたら至急1号さんの所へ行ってください。
繰り返します。2号さん、2号さ』

バン!

『うわっ!?』
『オイコラテメー!呼び出しトハ上等じゃネエカ!
やんノカ、負けねぇぞテメー!』

『ちょ…っ!2号さん!?
呼び出したのは俺じゃなくて…!』

『問答無用ダ、テメー!!』
『うわっ、ちょっ…』

キィーーン、ぶつっ…


<10P>
久々にリラさんとバーツに会った。
仕事帰りだそうだ。
仕事…つまり、死神の。
俺も本当なら狩られる筈だったんだよなぁ…。
でもどうせならスパッと一息に終わらせて欲しい!
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「あら、リク君。お久しぶりです。
今日も相変わらず綺麗な色ですね。」

「よー、陸!相変わらず切り易そうだな!」
「……。
ちなみに何がっすか?」

『魂。』
「………。」
「大丈夫ですよ。その色を損なわせたりしませんから。」
「大丈夫だぜ!愛してるからな!ばらばらにこなごなに切り刻んでやるから!」
「どこに安心しろと…?」